米アップルが時間外で急伸、第3四半期業績が市場予想上回る
米IT大手アップル<AAPL>が30日の時間外取引で急伸し、米東部時間午後7時59分時点で4.48%高の218.13ドルとなった。同日引け後に発表した19年9月期第3四半期(4-6月)の決算や第4四半期(7-9月)の業績予想が市場予想を上回ったことが好感された。
第3四半期は売上高が前年比1%増の538億ドル、純利益が同13%減の100億4000万ドル、希薄化後1株当たり利益(EPS)が同7%減の2.18ドルと増収減益だったものの、売上高、EPSともに市場予想(売上高は533億2000万ドル、EPSは2.09ドル)を上回った。
主力のアイフォーンの売上高は前年比12%減の259億9000万ドルとなり、市場予想の263億1000万ドルを下回ったが、第2四半期(1-3月)の17%減からは下げ幅が縮小した。
一方、楽曲のストリーミング配信サービス「アップル・ミュージック」やデータ共有サービス「アイクラウド」、スマートフォン向け電子決済サービス「アップル・ペイ」などのサービス部門の売上は同13%増の114億5500万ドルと、過去最高だった第2四半期の実績を上回った。サービス部門の売上は全体の21%を占め、第2四半期の19%を超えている。ただ、市場予想の116億1000万ドルには届かなかった。
地域別の売上高は、中国市場(台湾と香港含む)が前年比4%減の91億6000万ドル、欧州は同2%減の119億3000万ドルにとどまったが、いずれも第2四半期より減少幅は縮小した。中国市場では、VAT(付加価値税)税率が16%から13%に引き下げられたことが支えになっている。一方、主力の北米は同2%増の250億6000万ドル、日本は同6%増の40億8000万ドルとなった。北米は伸びが第2四半期からやや鈍化したが、日本は加速した。
会社側は第4四半期の売上高を610億-640億ドルと予想した。市場予想は609億8000万ドル。第4四半期中に最新モデルのアイフォーンを投入することで売上増が見込めるとしている。
(イメージ写真提供:123RF)
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