<新興国eye>ブラジル中銀週報:19年GDP伸び率見通しを0.81%増に下方修正

新興国

2019/8/13 11:12

 ブラジル中央銀行が12日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の19年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比伸び率0.82%増から0.81%増に下方修正された。1カ月前の予想も0.81%増だった。一方、20年の見通しは前週予想の2.10%増に据え置かれた。据え置きは4週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た19年のインフレ見通しは前週予想の3.80%上昇から3.76%上昇と改善方向に修正された。1月前の予想は3.82%上昇だった。20年の見通しは前週予想の3.90%上昇に据え置かれた。据え置きは4週連続となった。

 19年末時点の政策金利の見通しは前週予想の5.25%から5.00%に引き下げられた。1カ月前の予想は5.50%だった。20年末時点の見通しは前週予想の5.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は6.00%だった。また、9月17-18日の次回会合時点の見通しは5.50%に据え置かれた。1カ月前の予想は6.00%だった。

 為替レートの見通しは、19年末時点の見通しが1ドル=3.75レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は3.80レアルだった。20年末時点の見通しも3.80レアルに据え置かれた。据え置きは14週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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