ゆうちょ銀行が小動き、野村証は「Neutral」継続、目標株価は1070円に引き下げ

株式

2019/8/14 15:55

 ゆうちょ銀行<7182.T>が小動き。野村証券では13日付で、投資判断「Neutral」(中立)を継続、目標株価は1520円から1070円に引き下げている。

 同証券では、第1四半期(19年4-6月)決算を踏まえ、業績予想を修正、あわせて目標株価を1070円に引き下げるとしている。目標株価1070円は、地銀カバー銘柄のPBR-ROE相関分析に基づき、目標PBR0.35倍を20年3月期予想BPSに乗じて算出されている。同社のバリュエーションはPBRで0.3倍台と低位であるものの、ROEなど収益力に照らせば競合他社比特段の割安感があるとはいえず、目標株価に対して株価現値は妥当株価圏と想定されるとコメントしている。

 同証券では連結経常利益について、20年3月期3820億円(前期比2.1%増、従来4738億円、会社側計画は3750億円)、21年3月期3853億円(従来5047億円)、22年3月期3946億円と試算している。かんぽ問題の第2四半期(19年7-9月)以降の投信販売への影響は注視の必要はあるものの、好調な第1四半期までの進捗を勘案すれば、会社側計画の達成には懸念がないものと想定しているという。

 14日終値は、前日比3円安の997円。

提供:モーニングスター社

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