日経平均は165円程度高、欧米株高を受け買い先行も、やや上値は重いもよう=19日寄り付き

 19日午前9時22分すぎの日経平均株価は、前週末比165円程度高の2万585円前後で推移する。買い先行で取引を開始し、午前9時6分には、同215円09銭高の2万633円90銭を付けている。ただ、その後は、やや上値が重いもよう。前週末16日の米国株式は、米7月住宅着工件数が市場予想平均を下回り、FRB(米連邦準備制度理事会)による予防的な利下げに対する期待感が高まり、NYダウが続伸し、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発した。欧州の主要株価指数も上昇し、買い先行した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所終値比175円高の2万565円だった。

 業種別では、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も高い。武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株も上げている。

 個別では、洋エンジ<6330.T>、山一電機<6941.T>、Vテク<7717.T>、エボラブルA<6191.T>、ユニーファミマ<8028.T>などが上昇。半面、ワタミ<7522.T>、神戸物産<3038.T>、YACHD<6298.T>、エラン<6099.T>、キムラタン<8107.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時22分時点で、1ドル=106円台の半ば(前週末16日終値は1ドル=106円16-17銭)、1ユーロ=118円前後(同117円68-72銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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