<新興国eye>前週のインド株、世界景気減速など地政学リスクで反落=BRICs市況
2019/8/19 10:09
前週(13-16日)のインド株式市場で、代表的株価指数SENSEX指数の16日終値は前日比0.10%高の3万7350.33、週間ベースでは9日終値比0.62%安となり、反落した。なお、12日が「犠牲祭」、15日が「独立記念日」の祝日で休場だった。
週明け13日の指数は3営業日ぶりに反落して始まった。アルゼンチンの通貨ペソ急落によるデフォルト(債務不履行)懸念や、香港の反政府デモ激化、米中貿易摩擦の激化など地政学リスクの高まりでアジア株が下落する中、インド市場でもリスク資産投資を控える動きが強まり、通信や自動車を中心に売り優勢となった。
14日は反発し、15日休場をはさんだ週末16日も値を上げ、続伸した。
14日は、米政府が3000億ドル相当の中国輸入品に対する10%の追加関税導入を9月1日から12月15日まで延期することを決めたことを受け、買い安心感が広がった。
16日は、米債券市場でリセッション(景気後退)の前兆とされる逆イールド(長短金利の逆転現象)が発生し世界景気の減速懸念が広がったことや、政府の景気対策に対する先行き不透明感から積極的な買いが控えられたが、銀行株や自動車株、住宅金融大手ハウジング・デベロップメント・ファイナンス(HDFC)などの出遅れ株が物色され、指数は小幅高となった。
今週(19-23日)のインド市場は、引き続き米中貿易戦争や米印貿易摩擦、世界景気減速などの地政学リスク、国内景気、原油価格の動向、主要企業の決算関連ニュースが注目される。主な経済指標の発表の予定はない。
<関連銘柄>
上場インド<1549.T>、インドNIF<1678.T>、インドブル<2046.T>、
インドベア<2047.T>、iSエマジン<1582.T>
提供:モーニングスター社
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