太平洋セメが続伸、SMBC日興証は「2」・目標株価3300円に引き下げ

株式

2019/8/19 15:58

 太平洋セメント<5233.T>が続伸。SMBC日興証券では16日付で、投資判断を「1」(アウトパフォーム)から「2」(中立)に、目標株価を5000円から3300円に、それぞれ引き下げている。

 国内・海外ともにセメント販売が低調に推移し、短期業績の進捗は低いとコメント、業績予想を下方修正し、あわせて目標株価を3300円に引き下げるとしている。中期的には、国内では国土強靭化対策関連の需要やバイオマス発電の稼働開始、海外では米国で官公需要の増加を見込み、安定した業績成長を見込むものの、成長期待が再度高まるのは21年3月期以降と考え、「2」に引き下げるとしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期675億円(前期比2.3%増、従来730億円、会社側計画は710億円)、21年3月期736億円、22年3月期778億円、23年3月期809億円、24年3月期830億円、と試算している。21年3月期以降は大船渡工場のバイオマス発電の貢献や原燃料価格安定化が増益に寄与するとみているという。

 19日終値は、前週末比38円高の2624円。

提供:モーニングスター社

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