<新興国eye>ベトナム1-7月期の海外直接投資認可額、前年比11.9%減―日本5位

新興国

2019/8/21 14:20

 ベトナム計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、19年1-7月期のFDI認可額(推定値)は前年同期比11.9%減の202億1900万ドル(約2.2兆円)だった。

 また、同期の実行額(推定値)は前年同期比7.1%増の105億5000万ドル(約1兆1500億円)に増加している。

 新規認可案件数は前年同期比24.6%増の2064件で、認可額は同37.4%減の82億7270万ドル(約9000億円)。追加認可案件数は同26.2%増の791件で、認可額は同30.8%減の34億2550万ドル(約3700億円)だった。

 認可額を業種別で見ると、最も多いのは製造の144億6410万ドル(約1兆5800億円)で全体の71.5%を占めた。続いて、不動産が14億7090万ドル(約1600億円)、卸売・小売が10億9750万ドル(約1200億円)などの順となっている。

 国別認可額では、香港が54億4274万ドル(約5900億円)で、全体の26.9%を占めトップに立った。また、韓国が31億3243万ドル(約3400億円)で2位。中国は24億7763万ドル(約2700億円)で3位。シンガポールは22億9610万ドル(約2500億円)で4位。日本は22億5350万ドル(約2460億円)で5位だった。

 地方別で1位はハノイ市の48億5784万ドル(約5300億円)で、全体の24%を占めた。2位はホーチミン市の35億4703万ドル(約3900億円)、3位は東南部地方ビンズオン省の17億3170万ドル(約1900億円)となっている。

【筆者:Viet Economic Research&Advisory Corp.(VERAC)】

2002年ベトナム・ホーチミン市で創業。「ベトナム株・経済情報」「VIETJOベトナムニュース」、「VIETJOライフ」の自社媒体を通じ、経済、金融情報を中心に毎日数十本のベトナム関連記事を配信する。業界で唯一、全上場企業約760社の日本語企業データベースを保有。また調査可能な非上場企業のユニバースは70万社を誇る。10年超にわたり蓄積した情報とネットワークを駆使した企業信用調査に強み。

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提供:モーニングスター社

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