22日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、方向感の出づらい流れか

為替

2019/8/22 8:46

ドル・円予想レンジ:1ドル=106円00銭-107円00銭

 22日の東京外国為替市場のドル・円は、方向感の出づらい流れとなりそうだ。

 きのう公表された7月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録では、メンバーのコンセンサスが調整利下げとの見解で一致していたことから、継続利下げ観測が後退。ドル買い・円売り優勢となった。

 きょう東京時間では、前日の小売株主導による米株高な流れを受け日経平均株価が買い先行で始まれば、ドル買い・円売りが進むとみられるが、1ドル=107円手前では国内輸出企業のドル売り・円買いが入りやすいとの見方も根強く、次第に上値は重くなりそうだ。また、市場の関心がきょう22日から24日にかけて米ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる国際経済シンポジウムに向いており、特に23日のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演が注目の的となっているだけに、次第に様子見ムードが強まってくるとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:6月全産業活動指数

米国:7月CB景気先行総合指数、30年物価連動国債入札、国際経済シンポジウム開催―テーマは「金融政策における課題」(ワイオミング州ジャクソンホール、24日まで)

その他:インドネシア中銀金融政策決定会合

提供:モーニングスター社

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