株式新聞

2019年9月18日(水)

米7月中古住宅、前月比2.5%増の年率542万戸―市場予想上回る

経済

2019/8/22 10:06

<チェックポイント>

●販売件数、2月以来5カ月ぶり高水準―住宅ローン金利低下が追い風

●販売価格(中央値)は28万0800ドル―6カ月ぶりに低下

●未販売住宅(在庫)は4.2カ月分―6月の4.4カ月分を下回る

 NAR(全米不動産業協会)が21日発表した7月中古住宅販売件数(季節調整済み)は、前月比2.5%増の年率換算542万戸と6月の同1.3%減から増加に転じ、2月の548万戸以来5カ月ぶりの高水準に戻った。また、市場予想の540万戸も上回った。住宅ローン金利の一段の低下や堅調な所得の伸びで住宅購入者のアフォーダビリティ(住宅取得能力)が改善していることが追い風となっている。

 また、季節要因を無視できる前年比も0.6%増と、1年5カ月ぶりに前年水準を上回った。

 NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ヤン氏は、「住宅ローン金利の低下で住宅購入者のアフォーダビリティの改善が続いていることを受け、住宅購入希望者が住宅市場に押し戻された」との見方を示す一方、「手ごろな価格の住宅の供給は引き続き少ない状況だ」と住宅販売の先行きに懸念を示した。

 住宅供給の過不足感を示す7月時点の未販売住宅(在庫)は前月比1.6%減の189万戸と、7カ月ぶりに減少し、同月の販売ペースに換算した在庫水準も4.2カ月分と6月の4.4カ月分を下回っている。適正水準とされる6カ月分を大きく割り込んでおり、住宅供給不足の状況は変わらず住宅販売の足かせとなっている。前出・ヤン氏は、「中程度の価格帯の住宅在庫は適正水準を下回っており、もっと在庫が増える必要がある」と指摘している。

 中古住宅の販売ペースをみると、販売物件が7月に市場に残っていた期間は29日間と、6月や1年前の27日間を上回り、販売ペースが鈍化した。また、7月に販売された物件のうち、市場に残っていた期間が1カ月以内だったのは全体の51%と、6月の56%から低下した。

 7月の地域別販売件数をみると、全米4地区のうち、全体の4割以上を占め最もウエートが大きい南部が前月比1.8%増(前年比2.7%増)の231万戸、中西部が同1.6%増(同0.8%増)の127万戸、西部が同8.3%増(同0.8%減)の118万戸と増加したが、北東部は同2.9%減(同4.3%減)の66万戸と、3カ月ぶりに減少した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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