<相場の読み筋>8月23日

2019/8/23 7:34

 22日の米国株式は、NYダウが前日比49.51ドル高の2万6252.24ドルと続伸、ナスダック総合指数は同28.820ポイント安の7991.388ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が6億8334万株、ナスダック市場が18億453万株だった。米7月CB(コンファレンス・ボード)景気先行総合指数が前月比プラス0.5%となり、市場予想平均の同プラス0.3%を上回ったが、8月製造業PMI(購買担当者景気指数)は49.9に留まり、市場予想平均の50.5を下回った。まちまちの経済指標だったが、現地23日に、ジャクソンホール会合でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演を行う予定で、同講演の内容を確認したいとの見方から、積極的な売買は限られた。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやJP・モルガン、ゴールドマン・サックスなどが値上がり率の上位に入っている。

 23日の東京株式は、動意に乏しい展開か。手掛かり材料難のなか、米ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演を控えることや、24-25日にフランスでG7(主要7カ国)首脳会議が開催されることもあり、様子見ムードが広がりそう。消去法的に、値動きの軽い中小型株への物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(22日終値は106円44-45銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の後半(同118円19-23銭)とやや円高に振れている。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、東芝<6502.T>、パナソニック<6752.T>、東エレク<8035.T>などが、22日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比20円安の2万600円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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