セルシードがストップ高、再生医療関連に資金向かう、大阪大で世界初のiPS角膜移植

株式

2019/8/30 9:27

 バイオベンチャーのセルシード<7776.T>が前日比80円ストップ高の548円を付けた。iPS細胞による角膜移植の臨床研究を思惑視したとみられている。

 大阪大学の西田幸二教授のチームが29日に、他人のiPS細胞由来の角膜組織を40代女性患者に移植する世界初の臨床研究を実施したと発表した。患者はほとんど目が見えない状態だったが、手術後に視力が順調に回復しているという。

 セルシードは細胞シート再生医療が主力。ニュースフローとの直接の関係は不明だが、短期資金が向かうきっかけとなったようだ。再生医療関連株では、iPS細胞を使った目の疾患「加齢黄斑(おうはん)変性」の治療で知られるヘリオス<4593.T>や、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774.T>も買いが先行している。

提供:モーニングスター社

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