<米国株情報>米タペストリー、CEOに会長を指名

株式

2019/9/6 10:02

 「コーチ」や「ケイト・スペード ニューヨーク」などのブランドで服飾品を製造・販売する米タペストリー<TPR>は4日、同日付で退任したビクター・ルイスCEO(最高経営責任者)の後任に、ジャイド・ゼイトリン会長を指名したと明らかにした。ゼイトリン氏は14年11月から会長職を務めており、CEO就任後も会長職を兼務する予定。

 同社の喫緊の課題はケイト・スペードの業績悪化を止め、同ブランドの業績改善を急ぐことだ。ケイト・スペードはルイス氏がCEOだった17年に買収したが、全世界の既存店売上高が前年比6%減と業績低迷している。このため、ゼイトリン氏は当面、ケイト・スペードの出店計画を縮小する方針。ただ、ケイト・スペードには20億ドル以上の収益チャンスがあると見ており、利益率低下の元凶となっている値引き販売を見直し、成長を支える中核ブランドとしてコーチブランドの販売ルートに引き続き組み込んでいくとしている。

 また、同社は20年度の売上高見通しについて、従来予想の前年比1-3%増を据え置いた。その上で、新たに約7億ドル相当の自社株買いや配当金による株主への利益還元を行うことを明らかにした。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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