<相場の読み筋>9月10日
2019/9/10 7:24
9日の米国株式は、NYダウが前週末比38.05ドル高の2万6835.51ドルと4日続伸、ナスダック総合指数は同15.637ポイント安の8087.437ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億9054万株、ナスダック市場が23億6062万株だった。手掛かり材料難のなか、米中による閣僚級の貿易交渉の再開合意や、英国では議会の抵抗でEU(欧州連合)からの「合意なき離脱」の可能性が低下するなど、懸念されていた問題に対する悲観的な見方が後退。米10年物国債の金利が上昇(価格は下落)したこともあり、金融株がNYダウの上昇を支えた。同指数採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやキャタピラー、ダウ(旧ダウ・デュポン)などが値上がり率の上位に入っている。
10日の東京株式は、堅調な展開か。現地9日の米国株式は、まちまちの動きとなったが、足元でしっかりした地合いが続いていることから、買い優勢のスタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(9日終値は106円96-97銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同117円99銭-118円03銭)と円安方向に振れている。為替の動きから輸出関連銘柄への見直しが続きそうだ。ただ、日経平均株価は26週線(前週末6日時点で2万1294円)を超えてきたことから、「ヤレヤレの売り」に上値が重くなる場面も想定される。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、パナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、9日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比20円高の2万1350円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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