日経平均は70円程度高、買い先行後もしっかりした動き=10日寄り付き

 11日午前9時23分すぎの日経平均株価は、前日比70円程度高い2万1465円前後で推移する。足元で堅調な地合いが続いていることや、米中貿易交渉の進展期待などから、買いが先行。為替市場で円相場が落ち着いた動きとなっていることも支えとなっているもようで、午前9時7分には同83円77銭高の2万1475円87銭を付けている。その後も、しっかりした動きが続く。現地10日の米国株式は、NYダウが5日続伸した一方、ナスダック総合指数は3日続落するなど、まちまちの動きで、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比100円高の2万1450円だった。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も上げている。

 個別では、ノムラシス<3940.T>、正興電機<6653.T>、山陰合銀<8381.T>、ふくおか<8354.T>、りそなHD<8308.T>などが上昇。半面、JBR<2453.T>、ランド<8918.T>、オービック<4684.T>、第一三共<4568.T>、デジアーツ<2326.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時23分時点で、1ドル=107円台の半ば(10日終値は1ドル=107円32-33銭)、1ユーロ=118円台の後半(同118円54-58銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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