TBSHDが堅調、野村証は「Neutral」継続、目標株価は1610円に引き下げ

株式

2019/9/11 16:09

 東京放送ホールディングス<9401.T>が堅調。野村証券では10日付で、投資判断「Neutral」(中立)を継続、目標株価は2200円から1610円に引き下げている。

 目標株価1610円は、不動産事業を同証券がカバーする不動産会社14社平均レンジの約15倍を用いて算出。メディア・コンテンツ事業とライフスタイル事業は同証券がカバーする放送局3社平均の約5倍に対して、ライフスタイル事業などの業績の押し上げを期待し、約20%のプレミアムを付与した6倍が適用されている。

 同証券では業績予想を下方修正、連結営業利益について、20年3月期130億円(前期比30%減、従来190億円、会社側計画は155億円)、21年3月期140億円(従来190億円)、22年3月期142億円と試算。主な理由として、広告主である企業の景況感の悪化などによる放送収入の引き下げを挙げている。20年3月期はスポット広告収入の動向を注視する必要がある一方、21年3月期は大型スポーツイベントの開催などで放送事業の業績を押し上げるイベントも多いことから、業績は回復に向かうと予想している。

 11日の終値は、前日比18円高の1745円。

提供:モーニングスター社

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