明日の日本株の読み筋=日経平均は正念場か、買い戻し継続の可能性も戻り売り多い価格帯に
あす12日の東京株式市場で、日経平均株価は正念場か。米中貿易協議の進展期待や日米欧金融当局による緩和期待が引き続き下支え要因として意識されが、11日は7連騰して心理的なフシ目となる2万1500円を回復したことで、「水準的にみて、いいところまで来たのではないか」(国内証券)との声が聞かれる。同水準以上は滞留期間が長く累積出来高の多い価格帯であり、相当な戻り売りが控えている。短期的な過熱感とともに警戒する向きは少なくなく、外部要因に変調があれば、一気に売りに傾きやすい。一部では、「(11日の相場は)裁定売り残が多いSQ(特別清算指数)要因による上昇と言えなくもなく、ロールオーバー(期近から期先への乗り換え)のピークをきょう終え、あすは相場が一服する可能性もある」(準大手証券)との読みも出ていた。
11日の日経平均株価は7営業日続伸し、2万1597円(前日比205円高)引け。米中交渉の進展期待を背景に10日のNYダウが上昇した流れを受け、買いが先行した。円安・ドル高歩調も支えとなり、上げ幅は一時220円を超えた。東証1部の売買代金は2兆7371億円(前日比4669億円増)と連日で大幅に増え、市場エネルギーは回復色を強めているが、それを維持・拡大できるかが上値の売り物を吸収できるか否かのポイントになりそうだ。
提供:モーニングスター社
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