関西スーパ――ジリ高トレンド崩れず押し目買い好機、12月に創業60周年迎える

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株式

2019/9/13 17:07

 関西スーパーマーケット<9919.T>は小幅続落も、ジリ高トレンドは崩れておらず、押し目買い好機となりそうだ。

 兵庫・大阪などで展開する食品スーパー。16年11月からエイチ・ツー・オー リテイリング<8242.T>が筆頭株主となり、商品共同仕入れや販売などで協業している。

 20年3月期予想の連結経常利益は前期比6.1%増の24億8000万円。2期ぶりに増益に転じる。前期の利益を圧迫した炊飯工場・青果センター稼働に伴う初期コストがなくなる。今年12月に創業60周年を迎え、4月から記念イベントや企画を実施し、集客増につなげている。

 自動発注システムやセルフ精算レジの導入など効率化も進めている。また、昨年11月から兵庫県下27店で始めた阪急阪神ホールディングス<9042.T>グループのポイントサービスを、今年4月には大阪府下36店、奈良県下1店も加え、全店舗に導入し、顧客利便性を高めている。

 株価は、戻り売りを順調に消化しており、年初来高値(1139円、7月5日)奪回から一段高が期待される。

 13日の終値は、前日比5円安の1119円。

提供:モーニングスター社

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