<特集>続・9月の配当取り、注目は?(2)=タキロンCI―業績の底打ちに期待

株式

2019/9/13 17:41

 タキロンシーアイ<4215.T>を狙ってみたい。20年3月期第1四半期(19年4-6月)が大幅な営業減益に甘んじたことで、指標面はPER5倍、PBR0・9倍割れと割安が顕著。ただ、業績悪は一過性とみられ、底打ちに期待したいところ。配当は上期末13円、期末14円で年間27円を予定しており、配当利回りは約4.2%。

 同社の20年3月期第1四半期は、売上高336億400万円(前年同期比7.4%減)、営業利益12億4800万円(同40.6%減)。昨年後半からの半導体・FPD(フラットパネルディスプレイ)設備投資低迷の影響により、トップシェアで主力の工業用プレートが減収となる中、「高機能材」の営業利益が2億800万円(同71.3%減)と低迷。「機能フィルム」も、北米市場におけるラベル表示方法の改訂に伴う流通在庫調整の影響等で営業利益が3億1600万円(同55.3%減)にとどまり全体の重しとなった。

 ただ、こうした状況も一過性とみられ、底打ちに期待したい。株価の面ではアク抜けの動きとなっており要注目だろう。

提供:モーニングスター社

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