<特集>続・9月の配当取り、注目は?(3)=川岸工―好調な業績進ちょくに割り負け感も

株式

2019/9/13 17:42

 川岸工業<5921.T>をマークしたい。同社の19年9月期の配当は期末一括で80円(前期実績125円)を予想。今期は大幅な減益を予想するため減配となるが、13日終値2399円に対する配当利回りは3.33%となる見込み。19年9月期第3四半期(18年10月-19年6月)の単体決算は、売上高187億7400万円(前年同期比1.4%減)、営業利益11億4800万円(同52.0%減)だった。通期業績予想は、従来の売上高200億円(前期比22.3%減)、営業利益14億4000万円(同50.0%減)を据え置き。第3四半期実績の通期予想に対する進ちょく率は、売上高で93.9%、営業利益で79.7%と順調な進ちょくとなっている。

 株価は、8月29日に直近安値となる2317円を付ける場面がみられた。その後は、全体相場の立ち直りもあり、下値を切り上げる展開となっている。東証1部の金属製品株の平均PERが16.65倍であるのに対し同社のPERは6.4倍で、2部株ということを考慮しても割り負け感が強いとみられ、修正高も期待される。

提供:モーニングスター社

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