鳥貴族が年初来高値、前期の減益幅が従来見通しから大幅縮小

株式

2019/9/17 11:36

 鳥貴族<3193.T>が急伸。前週末比140円高2312円まで買われ、年初来高値を更新した。

 13日に発表した前7月期の連結営業利益が11.9億円(前々期比29.2%減)に終わったもののの、従来見通しの6.8億円に対して減益幅が大幅に縮小した。店舗別の採算管理を強化したことで、販管費の抑制につながった。また、今期は営業利益13.1億円(前期比10.0%増)と2ケタ増益を見込むことも好材料視されている。

 同社は前期の既存店売上が前々期比5.2%減となり、8月も前年同月比4.1%減と20カ月連続でのマイナスが続いている。ただし、月次の減収率は改善傾向にあり、今後プラスに転じれば株価の買い要因となりそうだ。

 なお、同社は昨年に新規出店を取りやめる方針を打ち出していたが、今期にも出店を再開すると一部で報じられており、再成長に向けた地方展開なども期待される。

提供:モーニングスター社

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