ソフバンGが急反落、米ウィー社の上場延期報道を懸念視

株式

2019/9/17 12:37

 ソフトバンクグループ<9984.T>がが急反落。前週末比5.0%安の4596円まで売られる場面があった。

 同社が運用するソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)が出資し、9月に米株式市場にIPO(新規上場)すると見られていたシェアオフィス運営の米ウィーワークが上場を延期する方針と一部メディアが報道。売り材料視された。

 ソフバンGはウィーワークに対して100億ドル(1.1兆円)程度を出資しているものの、投資家の評価が高まらず、ウィーワークの企業価値が年初の想定の3割(150億ドル)程度にとどまっていることが要因と見られている。

 また、SVFにはサウジアラビアの政府系ファンドが出資しているため、サウジアラビアの石油施設が14日に無人機の攻撃を受け、中東情勢が緊迫していることも懸念されたもようだ。

 この日の株価は約1週間ぶりの安値を付けた。当面は8月26日に付けた安値4532円が下値メドとして意識されそうだ。

提供:モーニングスター社

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