ホソミクロン、期末配当狙いで狙い場―20年9月期は業績回復期待

株式

2019/9/19 7:35

 ホソカワミクロン<6277.T>が続落。戻り一服で先安警戒感が強まっているが、今月26日の期末配当狙いの観点では狙い場といえそうだ。予想配当利回りは年2.8%台。

 粉体製造装置で圧倒的なシェアを誇る。19年9月期予想の連結経常利益は前期比15.9%減の56億円。建設関連の人手不足で、顧客の建屋施工遅れが逆風となり、売上が伸び悩み、利益を圧迫する。

 主力の粉体関連事業は、医薬やミネラル向けや受託加工部門などは総じて堅調に推移しているが、前期大型案件が続いた化学向け、電子材料や食品向け受注の反動減が痛い。プラスチック薄膜関連事業で、米国向けのほか、東欧、南欧向けの多層ラインが堅調に推移するも補えない。

 一方、20年9月期は、受注案件を消化し、業績は持ち直す公算が大きい。過度に株価が売り込まれる可能性は低く、配当権利落ち後の調整も短期で終えそうだ。

 18日の終値は前日比105円安の3825円。

提供:モーニングスター社

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