<相場の読み筋>9月20日
2019/9/20 7:28
19日の米国株式は、NYダウが前日比52.29ドル安の2万7094.79ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同5.487ポイント高の8182.879ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が8億1484万株、ナスダック市場が21億5485万株だった。10月初旬に予定される米中の閣僚級協議を前に、同日から次官級の貿易協議が開始された。協議の進展期待から買いが先行したものの、足元で上値が重いNYダウは様子見姿勢が強まるなか、利益確定売りに押され下げに転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、マイクロソフトやアルファベット(グーグルの持株会社)、アマゾン・ドット・コムなどが堅調で、同指数の上昇を支えた。
20日の東京株式は、もみ合い商状か。現地19日の米国株式に方向感がなかったことや、秋分の日を含む3連休となることもあり、ポジション調整の売りが優勢となりそう。一方、日経平均株価が再び終値ベースで2万2000円台を付けたことで、「投資家心理の好転から個別株物色が活発化しそう」(中堅証券)との声も聞かれた。足元で、年初来高値を更新した銘柄や、年初来高値を視野に入れる銘柄などへの個別物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の前半(19日終値は108円04-06銭)、ユーロ・円が1ユーロ=119円台の前半(同119円41-45銭)と小動き。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINE<3938.T>、パナソニック<6752.T>、ソニー<6758.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比85円高の2万1955円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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