<新興国eye>前週の上海総合指数、「国慶節」の大型連休控え3週続落=BRICs市況

新興国

2019/10/7 10:46

 前週の中国株式市場は主要指標である上海総合指数の9月30日終値は27日終値比0.92%安の2905.189となり、3週続落した。10月1-4日は「国慶節」の祝日で休場だった。

 前の週末に米政府が中国企業の上場廃止や米国の政府系年金基金による中国への証券投資の制限を検討していると伝えられたことが嫌気された。また、1日から7日まで市場が「国慶節」の祝日で休場となることから積極的な買いが控えられた。ただ、9月財新製造業PMI(購買担当者景気指数)が好不況の節目となる50を上回り、1年7カ月ぶりの高水準となったことを受け、買われる場面もあったが、引けにかけて売りに押された。

 今週(8-11日)の株式市場は、引き続き米中通商協議や米国による対イラン追加制裁などの地政学リスク、海外市場の動向、株価支援・景気対策、人民元相場、原油などのコモディティ相場などが注目される。主な経済指標の発表の予定は8日の9月財新サービス業PMIなど。7日は「国慶節」の祝日で休場となる。

<関連銘柄>

 上証50連動<1309.T>、上場パンダ<1322.T>、上場チャイナ<1548.T>、

 H株ブル<1572.T>、H株ベア<1573.T>、中国A300<1575.T>、

 南方A50<1576.T>、iSエマジン<1582.T>

提供:モーニングスター社

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