10日の東京外国為替市場見通し=閣僚級米中貿易協議をめぐりもみ合いか

為替

2019/10/10 8:47

ドル・円予想レンジ:1ドル=106円80銭-107円80銭

 10日の東京外国為替市場は、ドル・円はもみ合う流れとなりそうだ

 きのうの米国時間では、閣僚級米中貿易協議に対する楽観的な見方がドル・円を押し上げ、一時1ドル=107円60銭台まで上昇した。ただ、きょう東京時間序盤で米中協議進展なしとの香港メディアの見方が伝わると急ピッチにドル売り・円買いが進み、107円近辺まで下押しした。

 きょう東京株式市場が始まっても、米中協議への悲観的な見方が支配し、リスクオフの円買い圧力が残りそうだが、5・10日(ごとおび)に伴う実需筋の動向も活発化し、ドル安局面では国内輸入企業からのドル買い・円売りが入るとみられる。

 このほか、雨宮正佳日銀副総裁の講演にも気を付けたい。

<主な経済指標・イベント>

国内:9月国内企業物価指数、8月機械受注、9月都心オフィス空室率、30年国債入札、エルニーニョ監視速報、雨宮正佳日銀副総裁講演

米国:9月CPI(消費者物価指数)、30年国債入札

その他:閣僚級米中通商協議(11日まで)、ノーベル文学賞、朝鮮労働党創建記念日、台湾市場休場(11日まで)

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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