<新興国eye>トルコ、海外大手航空・旅行各社と年間120万人の増客で合意

新興国

2019/10/11 11:21

 トルコのメフメット・ヌリ・エルソイ文化・観光相は8日、地元テレビ局のインタビューで、海外の複数の航空会社や観光旅行会社との間で年間120万人を増客することで合意したことを明らかにした。地元紙デイリー・サバ(電子版)が伝えた。これにより、9月23日に英旅行大手トーマス・クック・グループが経営破綻したことによる同国への旅行者数の減少を回避する。

 合意に基づいて、航空・旅行各社は20年の同国への旅行者数を約120万席相当拡大するとしている。同省の計画によると、英格安航空大手イージージェットは年間50万7000席を増やすほか、欧州観光最大手の独TUIグループは32万5000席、英格安航空大手ジェットツー・コムは32万5788席、英航空大手ブリティッシュ・エアウエーズは1万5637席、トルコ国営のターキッシュエアラインズなど3社は2万5000席を増やす。

 トーマス・クックは専用機によるパックツアーを販売していたため、経営破綻により年間85万席相当の旅行者が減少する見通しとなっている。

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 iS新興国<1362.T>、上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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