アンリツが続伸、三菱UFJモルガン証は「オーバーウエート」・目標株価2800円に引き上げ

株式

2019/10/15 16:32

 アンリツ<6754.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では11日付で、レーティングを「ニュートラル」(中立)から「オーバーウエート」(強気)に、目標株価を1700円から2800円に、それぞれ引き上げている。

 同証券では業績予想を上方修正、あわせて目標株価を2800円に引き上げるとしている。エクイティストーリーは新たに「前回シクリカルピークを超えてくる5G事業機会への期待」とするとしている。目先のマイナス影響を相殺するほどに5G需要の拡大ペースは速いもようであり、5G需要を通信インフラからスマホ、IoT(モノのインターネット)応用機器の順に広がると想定していたのに対し、スマホやIoT応用機器は前倒しで開発が進んでいるとみられると指摘。これにより今後、営業利益が直近ピークの13年3月期157億円を超えてくる確度は高まったと判断し、「オーバーウエート」に引き上げるとしている。

 過去2回のサイクルでは、シクリカルピーク営業利益を計上した01年3月期および13年3月期まで株価は上昇、同証券は今回のサイクルのピーク営業利益を22年3月期と予想しており、いまだ株価の上昇が継続するとみているという。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期130億円(前期比15.6%増、従来96億円、会社側計画は100億円)、21年3月期175億円(従来123億円)、22年3月期230億円(同144億円)と試算している。

 15日の終値は前週末比47円高の2114円。

提供:モーニングスター社

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