今晩のNY株の読み筋=貿易戦争は一時休戦、本格化する米企業決算発表へ関心

株式

2019/10/15 17:28

 15日の米国株式市場では、決算を材料視した動きが優勢となりそうだ。米中通商協議は部分的ながら合意に至り、いったんは関係悪化を回避。これから発表が本格化する米企業決算にも関心が向かいやすい。金融大手や、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが決算を発表する。金融セクターは低金利や貿易摩擦の影響が懸念されており、市場が求めるハードルが低いため、市場予想を上回れば相場の支えとして期待できそう。

 一方、米中通商協議は包括的な合意は見送られており、一時的な休戦との見方が大勢を占める。12月15日には米政府が約1600億ドル分の中国産品に追加関税をかける予定で、この適用は今後の協議の進展次第。時期が迫るにつれて意識され、相場に悪影響を及ぼす恐れがある。

<主な米経済指標・イベント>

米10月ニューヨーク連銀製造業景況指数

ジョンソン・エンド・ジョンソン、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、シティグループ、ウェルズ・ファーゴ、ブラックロック、ユナイテッドヘルス・グループなどが決算を発表

(日付は現地時間)

◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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