日経平均は31円高と5日続伸、朝安後はプラス転換し小動きながらしっかり=17日前場

 17日の日経平均株価は、前日比31円05銭高の2万2503円97銭と5日続伸して前場の取引を終了。朝方は、直近の4営業日で約4.7%の上昇をみせていただけに、売りが先行したが、押し目を狙う動きが出たもようでプラスに転じた。午前10時22分には、同49円47銭高の2万2522円39銭を付けている。その後、上げ幅を縮小する展開となる場面もみられたが、小動きながらしっかりした動きが続いた。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=108円80銭前後(16日終値は108円64-65銭)で、朝方からはやや円安方向にあることも意識されたようだ。東証1部の出来高は5億5213万株、売買代金は9288億円。騰落銘柄数は値上がり729銘柄、値下がり1319銘柄、変わらず107銘柄だった。

 市場では「相変わらず指数寄与度の高い銘柄が上昇をけん引する格好で、投資ファンドによる買い戻しの動きが中心のようだ」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇。花王<4452.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株や、日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も高い。大成建設<1801.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。ニチレキ<5011.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も上げた。東証業種別指数は、7業種が上昇、26業種が下落している。

 個別では、ベクトル<6058.T>、日本通信<9424.T>、三信電気<8150.T>、ソフトクリH<3371.T>、メディアHD<3678.T>などが上昇。半面、UMCエレ<6615.T>(監理)、アイル<3854.T>、三桜工<6584.T>、日本アクア<1429.T>、極東証券<8706.T>などが下落した。

提供:モーニングスター社

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