日経平均は144円高と4日続伸、前引けにかけ上げ幅を拡大=24日前場

 24日の日経平均株価は、前日比144円20銭高の2万2769円58銭と4日続伸して前場の取引を終了。きのうまで3日連続で終値ベースの年初来高値を更新するなど、堅調な動きが続くなか、現地23日の米国株式が反発したこともあり、買いが先行。戻り待ちの売りにやや上値が重い場面もみられたが、しっかりした展開となった。午前11時28分には、同149円32銭高の2万2774円70銭を付けるなど、前引けにかけて上げ幅を拡大し、高値圏で取引を終えている。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=108円60銭台(23日終値は108円37-38銭)の小動きが続いた。東証1部の出来高は6億1121万株、売買代金は8838億円。騰落銘柄数は値上がり1156銘柄、値下がり864銘柄、変わらず133銘柄だった。

 市場では「決算発表の本格化を控え、主力株は手掛けづらいことから、当面は中小型株への物色が中心になりそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株も高い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株も上げた。東証業種別指数は、26業種が上昇、7業種が下落している。

 個別では、アイモバイル<6535.T>、栄研化学<4549.T>、JDI<6740.T>、ケミファ<4539.T>、メガチップス<6875.T>などが上昇。半面、アジア投資<8518.T>、ソフトブレーン<4779.T>、ジャフコ<8595.T>、LIFULL<2120.T>、KNTCT<9726.T>などが下落している。

提供:モーニングスター社

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