来週の東京外国為替市場見通し=FOMC、日銀金融政策決定会合などに注目
予想レンジ:1ドル=107円50銭-109円10銭
21-24日のドル・円は上昇した。週初21日は、日経平均株価の上昇を背景にドル・円は堅調に推移した。22日、日本市場が休場となる中、英議会でのEU(欧州連合)離脱案審議への不透明感が強まり、リスク回避の円買いが進んだ。23日は、米中貿易協議の進展観測を背景に日米株高となり、ドル・円をサポートした。24日、日経平均株価が4日連続で年初来高値を更新したのを背景にドル・円は上値を伸ばしたものの、米9月耐久財受注が市場予想を下回ると軟化した。
週明けは29-30日のFOMC(米連邦公開市場委員会)、30-31日の日銀金融政策決定会合に関心が集まる。FOMCでは0.25ポイントの追加利下げが市場で織り込まれており、予想通りならドル売りは限定的な範囲にとどまるとみられる。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見で今後の金利見通しを示唆する発言があるか否かがドル・円のカギとなりそうだ。一方、日銀は引き続き金融緩和姿勢を堅持するとみられるが、今回は併せて「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」の発表がある。展望レポートの内容や10月から実施された消費税率引き上げによる足元の状況を踏まえ、黒田東彦日銀総裁が会見で金融政策の余地についてどう言及するか注目される。
米経済指標では、10月消費者信頼感指数、7-9月期GDP(国内総生産)速報値、10月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計、9月個人消費支出、10月雇用統計、ISM(米供給管理協会)製造業景況指数などが発表予定。このほか、英国のEU離脱期限、ECB(欧州中央銀行)総裁交代などのイベントも注視したい。
ドル・円の下値メドは50日移動平均銭近辺の1ドル=107円50銭、上方向は200日移動平均線の109.07円近辺が上値抵抗水準として意識されそうだ。
提供:モーニングスター社
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