ヤマハが急騰、発行済み株式数に対する2.2%の自社株買いを材料視

株式

2019/11/5 12:04

 ヤマハ<7951.T>が急騰し、一時710円高の5730円を付ける場面があった。前週末1日引け後、株主還元と資本効率の向上を図ることを目指し、自社株買いを実施すると発表、材料視された。

 自社株買いは、取得上限400万株(自己株を除く発行済み株式数の2.2%)・150億円。取得期間は11月5日から20年3月31日まで。

 同時に、20年3月期の連結業績予想(IFRS)を下方修正。売上収益を4440億円から4350億円(前期比0.1%増)に、事業利益を550億円から530億円(同0.5%増)に引き下げた。FA機器の市況低迷や、第3四半期(10-12月)以降の為替前提レートを1ユーロ=125円から120円に、円高方向に見直したことなどを織り込んだ。

 20年3月期第2四半期(19年4-9月)の決算は、売上収益が2085億2400万円(前年同期比2.2%減)、事業利益が261億4300万円(同2.1%減)だった。

 前場終値は、前週末比540円高の5560円。

提供:モーニングスター社

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