日経平均は26円高と3日続伸し年初来高値を更新、株価指数先物に断続的な買いでプラス転換=7日後場
7日の日経平均株価は、前日比26円50銭高の2万3330円32銭と3日続伸し、連日で年初来高値を更新して取引を終了した。朝方は売りが先行したものの、切り返す動きが強まり、午前9時40分には、同32円18銭高の2万3336円00銭と高値を付けた。その後は動意に乏しい展開が続いた。後場は安値圏でもみ合う時間帯が長かったものの、午後2時50分過ぎに、株価指数先物に断続的な買いが入ったことから、上昇に転じて取引を終えた。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=108円70銭台(6日終値は108円97-98銭)と、朝方からやや円高方向で推移した。東証1部の出来高は12億6775万株、売買代金は2兆3894億円。騰落銘柄数は値上がり984銘柄、値下がり1070銘柄、変わらず99銘柄だった。
市場では「日経平均株価は、一本調子で上昇した後だけに、上値が重いのは致し方ないところで、目先的には日柄調整が続きそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
業種別では、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇。住友鉱<5713.T>、DOWA<5714.T>などの非鉄金属株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も高い。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株や、極洋<1301.T>、日水<1332.T>などの水産農林株も上げた。東証業種別指数は、17業種が上昇、16業種が下落した。
個別では、三桜工<6584.T>、UMCエレ<6615.T>、サンデンHD<6444.T>、サンケン<6707.T>、ミツウロコH<8131.T>などが上昇。半面、ランド<8918.T>、ノムラシス<3940.T>、クニミネ<5388.T>、日総工産<6569.T>、アトラ<6029.T>などが下落した。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
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