8日の東京外国為替市場見通し=米中貿易交渉進展期待高まり、ドル買い・円売り優勢か

為替

2019/11/8 8:45

ドル・円予想レンジ:1ドル=108円80銭-109円80銭

 8日の東京外国為替市場のドル・円は、ドル買い・円売り優勢ムードとなりそうだ。

 きのうの米国時間では、米中両国が発動していた双方への追加関税を段階的に撤廃する方針で合意したと中国政府側が発表したことを受け、リスクオンムードから米株高・米金利上昇が進み、ドル・円は一時5月以来の高値水準となる1ドル=109円48銭まで上値を伸ばした。

 きょう東京時間でも、米中貿易交渉に対する進展期待を背景に日経平均株価が買い先行で始まる公算が大きいことに加え、休み前の実質の5・10日(ごとおび)にあたることから実需筋のドル買い・円売りが入りやすくなるとみられる。

 このほか、中国10月貿易収支の発表がある。好結果に中国株が上昇する場面があれば、ドル・円も110円を目指す動きが強まりそうだ。

<主な経済指標・イベント>

国内:9月景気動向指数、10年物価連動国債、オプションSQ(特別清算指数)算出日

米国:米11月ミシガン大学消費者マインド指数・速報値

その他:中国10月貿易収支

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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