米ドル週間場況=米中貿易協議めぐる動向を注視

経済

為替

2019/11/11 16:52

ドル高・円安 109.26円(+1.07円)

 4-8日のドル・円は上昇した。週初4日は、前週末の堅調な米10月雇用統計や米中貿易協議の進展期待から米株高となる中、ドル・円は上昇した。5日、10月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数が市場予想を上回ったほか、トランプ米大統領が対中制裁関税の一部撤廃を検討中との報道を受け、ドル買いが加速。6日、米中貿易協議「第1段階」の合意に署名するための米中首脳会談が12月にずれ込む可能性があると報じられ、重しとなった。7日、中国政府が米中は段階的な関税撤廃に合意したと発表し、切り返した。週末8日、米中貿易協議の合意は間近との米政府の見解が伝わりドル買いとなるも、トランプ米大統領が対中関税撤回に何も合意していないと表明すると、楽観ムードが後退しドル・円の上値を抑えた。

 債券市場では、短期債利回り、長期債利回りともに上昇した。堅調な米10月ISM非製造業景況指数や米中貿易協議の進展期待などを受け、安全資産とされる米債券需要が弱まった。ドル建て2年債利回りは前週末の1.55%から1.67%に上昇、ドル建て10年債利回りは前週末の1.71%から1.94%に上昇して越週した。

 11-15日のドル・円は、引き続き米中貿易協議をめぐる動向に注目。また、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言をはじめ複数のFRB高官の講演が予定されている。当面の利下げ打ち止めを示唆したFOMC(米連邦公開市場委員会)から間もないが、米金融当局のスタンスを改めて確認しておきたい。経済指標では、米10月CPI(消費者物価指数)、米10月PPI(生産者物価指数)、米10月小売売上高、米11月ニューヨーク連銀製造業景況指数、米10月鉱工業生産などが発表予定。

提供:モーニングスター社

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