12日の債券市場見通し=小動き、30年国債入札は無難に消化か

債券

2019/11/12 8:24

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)152.95円-153.15円、長期国債利回りマイナス0.085%-マイナス0.065%

 12日の債券市場は小動きの展開か。財務省が実施する30年国債入札は無難に消化される見込み。

 前日の米債券市場はベテランズデーのため休場だった。欧州国債は小動きだった。このところ米長期・超長期金利の上ブレ傾向は逆風となりそうだ。半面、円相場が1ドル=109円近辺と円安水準で落ち着くなか、香港情勢の緊迫化は投資家心理の重荷になりそうで、円債にはフォローとなりそうだ。

 30年国債入札については、「金利水準が上昇したことで需要が見込め、無難な結果になりそうだ」(国内証券)との見方。この日の円債市場は、世界的なリスク選好ムードが続くのかを見極めながらの動きとなり、一方向に流れが傾く可能性は低いようだ。

提供:モーニングスター社

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