<米国株情報>ボーイング、早ければ12月に「737MAX」の納入再開と発表

株式

2019/11/13 10:20

 航空・宇宙大手ボーイング<BA>は11日、航空各社への「737MAX」の納入を早ければ12月中に再開するとの見通しを示した。年明けから航空各社はパイロットの飛行訓練などを経て同型機の運航を再開できる見通しを明らかにした。

 737MAXは相次ぐ同型機の墜落事故を受けてFAA(米連邦航空局)が使用や納入を禁止した。ボーイングによる同型機の飛行制御システムの修正作業は長期化により不透明感が漂っていたが、最近では修正ソフトのフライトシミュレーター試験を完了した。

 ボーイングは、第4四半期(10-12月)にFAAから修正ソフトの認証を受ける予定で、計画通り12月にFAAからソフトウエア認証が得られた場合、航空各社への納入・使用禁止命令は解除される。また、航空各社による同型機の認証飛行試験とパイロット飛行訓練が順調に進めば、年明け以降に運航が再開できるとしている。

 ただ、航空各社が訓練を必要とするパイロットは数千人おり、訓練の完了および運航の再開には1カ月程度かかる見通しだ。

 なお、ボーイングの株価は11日に4.55%高の366.96ドルと急伸したが、翌12日は1.11%安の362.88ドルと反落した。一部のアナリストは、FAAから認証が得られれば、株価は3月の事故前の水準である425ドル台まで回復すると予想している。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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