セイコーHDが急騰し年初来高値、通期の営業利益予想を上方修正

株式

2019/11/13 13:22

 セイコーホールディングス<8050.T>が急騰。12日引け後の決算発表で、20年3月期の連結営業利益予想を上方修正したことが材料視されている様子。株価は前日比264円高の2980円まで値を上げ、3月6日に付けた年初来高値2846円を更新している。

 20年3月期上期(19年4-9月)は、売上高1221億5200万円(前年同期比0.9%増)、営業利益70億1600万円(同22.7%増)。「電子デバイス事業」は減収・大幅減益だったが、9月の消費増税前の駆け込み需要もあって国内で「クレドール」や「グランドセイコー」などの高価格帯ウオッチが伸長する中、「ウオッチ事業」が営業利益を82億500万円(同42.8%増)に伸ばして全体をけん引した。これを踏まえ会社側は通期予想について、売上高は従来の2550億円から2530億円(前期比2.3%増)に減額したが、営業利益を95億円から100億円(同6.4%増)に引き上げている。

 午後1時21分現在の株価は67円高の2783円。

提供:モーニングスター社

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