日経平均は200円安と大幅反落、売り一巡後の戻り限定、値下がり銘柄数1600超=13日後場
13日後場の日経平均株価は前日比200円14銭安の2万3319円87銭と大幅反落。朝方は、前日急上昇して年初来高値を更新した反動や、円高・ドル安で利益確定売りが先行した。中国株安も重しとなり、前場後半に向けて下げ幅を拡大した。株価指数先物にまとまった売り物が断続的に出たこともあり、一時2万3270円93銭(前日比249円08銭安)まで下落した。一巡後は、円伸び悩みもあって後場終盤にかけて下げ渋ったが、戻りは限定された。
東証1部の出来高は12億1532万株、売買代金は2兆1558億円。騰落銘柄数は値上がり479銘柄、値下がり1606銘柄、変わらず68銘柄。
市場からは「ようやく調整してきた。もっとも過熱感を意識しつつ、下がれば買うニーズもあり、当面は日柄調整か。米中貿易協議への期待先行で上がってきたが、あくまでも結果待ちだ」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、JFE<5411.T>、神戸鋼<5406.T>、日本製鉄<5401.T>などの鉄鋼株が軟調。出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。明治HD<2269.T>、ヤクルト<2267.T>などの食料品株や、クレセゾン<8253.T>、アイフル<8515.T>などのその他金融株も売られた。
半面、東レ<3402.T>、デサント<8114.T>などの繊維製品株が堅調。野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も買われた。
個別では、ニチイ学館<9792.T>、じげん<3679.T>、新家工<7305.T>、GMOPG<3769.T>、菱製鋼<5632.T>などの下げが目立った。半面、オロ<3983.T>、ネットマーケ<6175.T>がストップ高となり、システムサポ<4396.T>、トヨカネツ<6369.T>、ASB機械<6284.T>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、31業種が下落した。
(イメージ写真提供:123RF)
提供:モーニングスター社
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