ウッドF、安値圏離陸―工業化、IT化で生産性向上を推進

株式

2019/11/13 16:14

 ウッドフレンズ<8886.T>が安値圏から浮上している。今後は本格的な回復が期待されよう。

 同社は名古屋を基盤に、戸建て住宅の分譲などを手掛ける。好業績が続いており、20年5月期の第1四半期決算は連結売上高94億8300万円(前年同期比31.9%増)、営業利益2億1300万円(同49.7%増)だった。

 主力の住宅事業において販売戸数が増加した。また、商品住宅として工業化、規格化を推進し、そのために建築資材の内製化や、設計、配送、施工などの一元システム化にも力を入れる。一方、住宅建築で培った木造建築技術を応用した「HOTEL WOOD 高山」が完成し、8月にオープンした。

 今後も工業化を進めることで、より一層のコスト削減、品質向上を図る。さらに、営業のデジタルマーケティング化をはじめ、住宅販売、資材販売、不動産流通取引、新市場開発など、あらゆる分野でITを活用し生産性向上にも取り組む。通期業績は売上高407億円(前期比14.6%増)、営業利益13億7000万円(同23.5%増)を見込んでいる。

 13日の終値は前日比26円安の1353円。

提供:モーニングスター社

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