14日の債券市場見通し=続伸の展開か
2019/11/14 8:21
予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)152.75円-153.05円、長期国債利回りマイナス0.070%-マイナス0.050%
14日の債券市場は、続伸の展開となりそうだ。前日の米債券市場は上昇。米中協議を巡る先行き楽観論が後退し、小口の買いが優勢となった。
国内市場では、先物・夜間取引が、一時153.00円に達する場面があったこともあり、買い先行でスタートしそうだ。
朝方に7-9月期GDP(国内総生産)が公表される。市場の関心は増税後の景気実態に移っており、「7-9月期の成長率は余程のサプライズが無い限り、取引材料にならない」(銀行系証券)という。
需給面の材料としては、5年国債入札に関心が集まる。「3週連続の売り越しとなっている外国人投資家の需要の戻りがきょうの入札を左右する。米中協議を巡る先行き楽観論などを通じたリスク選好ムードに一服感が出てきたことや、米10年・2.0%到達を前に海外金利も伸び悩み始めたことを踏まえると、外国人の売りは続かない」(同)と指摘する。
5年国債入札を無難に通過すれば、押し目買い需要に支えられ堅調に推移する見込み。
提供:モーニングスター社
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