協和日成は上期利益急増、割安是正の動きに期待

株式

2019/11/14 16:22

 ガス配管工事の協和日成<1981.T>は豊富な受注残に支えられて業績を拡大。20年3月期上期の単体営業利益は5億700万円と前年同期の900万円から急拡大している。堅実ながら地味な業態でPBR(株価純資産倍率)は0.6倍にとどまる。割安是正の動きが期待できそうだ。

 上期の売上高は162億5000万円(前年同期比11.9%増)となった。前期から繰り越した手持ち工事高が前年同期比9%増と高水準で、好スタートとなった。東京ガス<9531.T>向けの工事をはじめ、GHP(ガスヒートポンプ)工事や新築建物に関連した給排水衛生設備工事などが順調に推移している。上期の利益急増は利益率の高い案件の計上が多かったこともあるが、原価率の低減なども寄与している。

 通期計画は売上高341億8000万円(前期比0.6%増)、営業利益9億800万円(同0.8%減)を見込んでいる。

 14日の終値は、前日比20円高の800円。

提供:モーニングスター社

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