日経平均は10円程度高、買い先行も不安定な動きに=15日寄り付き

 15日午前9時29分すぎの日経平均株価は、前日比10円程度高い2万3150円前後で推移する。午前9時9分に、同59円63銭高の2万3201円18銭を付けている。きのう14日は続落していた反動や、シカゴ日経平均先物の清算値は、14日の大阪取引所終値比30円高の2万3150円と堅調だったことから、買いが先行したようだ。ただ、積極的に上値を狙う動きは限られているもようで、下げに転じる場面がみられるなど、不安定な動きとなっている。現地14日の米国株式市場では、NYダウが小反落し、ナスダック総合指数が小幅続落した。

 業種別では、日水<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も高い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も堅調。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株も上げている。

 個別では、ビーグリー<3981.T>、プレミアG<7199.T>、ネクシィーズ<4346.T>、関電化<4047.T>、LINK&M<2170.T>などが上昇。半面、ペッパー<3053.T>、奥村組<1833.T>、LIFULL<2120.T>、gumi<3903.T>、タツモ<6266.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時29分時点で、1ドル=108円台の半ば(14日終値は1ドル=108円74-75銭)、1ユーロ=119円台の半ば(同119円72-76銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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