テルモが5日ぶり反発、大和証は「1」継続、目標株価は4400円に引き上げ

株式

2019/11/15 16:35

 テルモ<4543.T>が5日ぶり反発。大和証券では14日付で、投資判断「1」(買い)を継続、目標株価は4100円から4400円に引き上げている。

 同証券では生産コスト低減に加えて、販管費が従来同証券想定を下回ることから、利益予想を上方修正。中期的に米国での治療デバイス事業の成長が期待できると考えられる点も背景となっている。心臓及び脳血管向けデバイスの伸長に伴い、業績は当面年率10%程度の営業増益が可能と予想、引き続き、医療機器セクターのトップピック銘柄として推奨するとしている。

 目標株価4400円は、16年3月期から19年3月期までの平均EV/EBITDA14倍と24年3月期同証券予想EBITDAおよび純負債から算出されている。また、20年3月期下期の業績モメンタムへの懸念から株価が下落する場合には、長期投資にはエントリーの好機とみるとコメントしている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期1160億円(前期比9%増、従来1150億円、会社側計画は1090億円)、21年3月期1270億円(従来1240億円)、22年3月期1400億円(同1370億円)、23年3月期1545億円(同1510億円)、24年3月期1690億円(同1650億円)と試算している。

 15日の終値は前日比79円高の3837円。

提供:モーニングスター社

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