トルコリラ週間場況=リラ・円は下落

経済

為替

2019/11/18 16:55

リラ安・円高 18.93円(-0.02円)

 11-15日のリラ・円は下落した。米中貿易問題など先行き不透明感がくすぶり続け、リラ・円は上値の重い推移が続いた。週央にトルコのエルドアン大統領とトランプ米大統領が、米ワシントンのホワイトハウスで会談。両国が対立するトルコによるロシア製ミサイル防衛システム「S400」の導入については協議を継続することで一致したと伝わり、問題を先送りした格好。期間中の経済指標は、トルコ9月経常収支は黒字幅が前月を下回ったものの市場予想は上回り、トルコ9月鉱工業生産は前月から改善、トルコ10月中央政府財政収支は前月から赤字幅が縮小した。一方、トルコ8月失業率はわずかながら悪化した。

 債券市場では、長期債利回りは低下した。米議会のトルコに対する強硬姿勢は根強いものの、トルコと米国の首脳会談では両国の決定的な決裂の回避を優先し、トルコ債券は週末にかけて買いが強まった。ドル建てトルコ9年債利回りは前週末の5.98%から5.74%に低下して越週した。

提供:モーニングスター社

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