明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、国内材料に乏しく、海外にらみも不透明要因引きずる
あす19日の東京株式市場は、上値の重い展開か。国内では、19年4-9月期決算が終了し、重要経済指標の発表も予定されておらず、手掛かり材料に乏しいなか、海外にらみの展開になる。ただ、前週末15日に伝わった米中協議合意に向けた好意的な米高官発言は織り込んだ。米中首脳会談の日程はなお未定であり、第一段の合意署名にこぎつけるまでは戻りを試しにくい。
また、香港情勢に対する不透明感も引きずっている。香港では18日未明、学生デモ隊が立てこもっていた香港理工大学の構内に警官隊が突入し、複数のけが人が出たと報じられた。警官隊は、デモ参加者が武器の使用を続けるのであれば、実弾を使って対処する可能性もあると警告を発したとし、情勢が一段と激化するようなら、利益確定売りを誘発する可能性もある。
18日の日経平均株価は続伸し、2万3416円(前週末比113円高)引け。米中貿易協議の進展を示唆する米高官発言が相次いで報じられ、米主要3株価指数がそろって最高値を更新した流れを受け、強含んで始まったが、年初来高値圏で利益確定売りも出やすく、下げに転じる場面もあった。一巡後は、円安・ドル高歩調や香港ハンセン指数の上昇を支えに上げ幅が一時110円を超えた。その後、いったん伸び悩んだが、買い気は根強く、大引けにかけて引き締まった。市場では、「上値では利益確定売りが出るが、売り崩すようなものではなく、逆に下げを待ち構えている買い手もおり、極端に強気にも弱気にもなれない」(準大手証券)との声が聞かれた。
提供:モーニングスター社
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