<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP伸び率見通しを2.17%増に上方修正

新興国

2019/11/19 11:16

 ブラジル中央銀行が18日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の19年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比伸び率0.92%増に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前の予想は0.88%増だった。一方、20年の見通しは前週予想の2.08%増から2.17%増に上方修正された。上方修正は2週連続、1カ月前の予想は2.00%増だった。

 19年末時点の政策金利見通しは前週予想の4.50%に据え置かれた。据え置きは4週連続となった。一方、20年末時点の見通しは前週予想の4.50%から4.25%に引き下げられた。1カ月前の予想は4.75%だった。また、12月10-11日の次回会合時点の見通しは4.50%に据え置かれた。据え置きは4週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た19年のインフレ見通しは前週予想の3.31%上昇から3.33%上昇へと悪化方向に下方修正された。下方修正は2週連続、1カ月前の予想は3.26%上昇だった。20年の見通しは前週予想の3.60%上昇に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は3.66%上昇だった。

 為替レートの見通しは、19年末時点の見通しが1ドル=4.00レアルに据え置かれた。据え置きは7週連続。20年末時点の見通しも4.00レアルに据え置かれた。据え置きは4週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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