<米国株情報>インテル、20年からGPU市場に参入―エヌビディアとAMDに対抗

株式

2019/11/20 10:23

 半導体最大手インテル<INTC>はコロラド州デンバーで開催されている「スーパーコンピューティングカンファレンス2019」(17-22日)において、グラフィック・プロセッサ(GPU)市場に本格参入する方針を明らかにした。同市場をほぼ独占する同業のエヌビディア<NVDA>とアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>に対抗する。

 インテルは、シミュレーションの環境構築や計算、分析・解析、規模拡大などの複雑な作業に対応するハイ・パフォーマンス・コンピューティング(高性能計算、HPC)や機械学習などのAI(人工知能)に適した最上位GPU「ポンテヴェッキオ」を公開した。同社はこのGPUを回路線幅7ナノメートル(ナノは10億分の1)の次世代半導体プロセスで製造するとしている。スーパーコンピューター大手クレイが21年までにエネルギー省傘下のアルゴンヌ・リーダーシップ・コンピューティング施設(ALCF)向けに製造する予定のエクサスケール・スーパーコンピューター「オーロラ」に、6個のポンテヴェッキオを搭載する計画だ。これに先立ち、回路線幅10ナノメートルのゲーム用GPUを第1弾として20年に市場投入する。

 このほか、HPCとAIを融合したコンピューター環境に適したCPUやGPU、FPGA(プログラム可能なゲートアレイ)の最新のプログラム開発ツール「ワンAPI」も発表した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ