あすか薬が大幅反発、開発中の子宮筋腫治療剤が第2相用量設定試験で良好な結果

株式

2019/11/20 16:01

 あすか製薬<4514.T>が大幅反発し、一時170円高の1330円を付けている。19日引け後、同社が国内で開発中の子宮筋腫(しゅ)治療剤「CDB-2914(ウリプリスタル)」の第2相用量設定試験の結果を発表。同試験において過多月経を伴う日本人子宮筋腫患者に対する同剤の有効性および安全性が確認されたと発表、材料視された。

 同試験では、過多月経の症状を有する日本人子宮筋腫患者121名を対象に、多施設共同プラセボ(偽薬)対照無作為化二重盲検試験として実施。プラセボまたは、「ウリプリスタル」2.5mg、5mg、10mgを二重盲検下で1日1回12週間経口投与した。主要評価項目の投与12週時の無月経率は、プラセボ群4.5%、「ウリプリスタル」2.5mg群60.0%、5mg群72.7%、10mg群88.0%で、「ウリプリスタル」各用量群の無月経率はプラセボ群に比べ有意に高く、過多月経に対する改善効果が確認されたという。同試験結果に基づき、同社は現在第3相試験を実施中としている。

 20日の終値は、前日比133円高の1293円。

提供:モーニングスター社

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