東京精密が年初来高値、三菱UFJモルガン証は「Buy」継続、目標株価は4900円に引き上げ

株式

2019/11/20 16:29

 東京精密<7729.T>が95円高の4025円まで買われ、連日の年初来高値更新。買い一巡後は値を消す展開。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では19日付で、レーティング「Buy」(買い)を継続、目標株価は4000円から4900円に引き上げている。

 同証券では連結営業利益予想を上方修正、あわせて目標株価を4900円に引き上げるとしている。計測機器部門を取り巻く環境は厳しいものの、半導体製造装置部門の21年3月期好転の確度は高まっていると考え、「Buy」を継続するとしている。株価は半導体設備需要の回復期待などから年初来高値圏にあり、今後はメモリ向け投資回復の実現性の高まりに伴い、更なる上昇を予想している。

 「同社が主に享受するメモリ投資需要は、DDR4からDDR5への移行など技術の世代交代に伴うテストメニューの増加およびテスト時間の長時間化等によるプローバ需要と推定する」とし、5G対応スマホの登場で高性能なメモリの搭載容量増加の恩恵を2020年前半に享受することを見込んでいる。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期120億円(前期比40.7%減、従来117億円、会社側計画は120億円)、21年3月期163億円(従来162億円)、22年3月期178億円(同177億円)と試算している。

 20日の終値は前日比80円安の3850円。

提供:モーニングスター社

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